一流の手法を学びながら自身のキャリアを高められる

私が所属するグロースビジネス営業部は、500名以下の中小企業が対象です。ひとつは既存顧客へのサポートや新製品のご案内、もうひとつは新規顧客開拓と、既存・新規両方へのアプロ―チを行います。ほかにも、オプロの製品である「帳票DX」は人事労務ソフトSmartHRとの連携サービスを提供しているのですが、その営業も担当しています。そこでは単なるご提案にとどまらず、プランの設定やお客様の声を開発にフィードバックするといった、一歩深く関わる仕事になります。当営業部で求められるのは「提案力」。仕上がったものを売るのではなく、お客様が何を求めているか、ご予算や先方のリソース、知見の有無といった個々の事情を汲み取り、さらに社内で調整も図りながら最適なものをご提案するのです。お客様すら気づいていない潜在的な課題も探りながら、ベストを提供する。そこにやりがいを感じています。

私は2020年に新卒で旅行代理店に就職し、コールセンターに電話してられたお客様に旅行のパッケージプランをご案内する仕事をしていました。ところが、時はコロナ渦。明けたと思ったら一転してGoToトラベル。業界の激動期を体験しました。次第に自分の市場価値について不安を感じるようになり、「世の中の事情ではなく自分で選択して歩みたい。そのためにキャリアアップを図れる仕事は何か」と考えたのです。そこで興味を持ったのがIT業界で、なかでもSaaSのソフトウェアサービスでした。というのも、旅行代理店では紙やFaxが現役だし、５種類ものアプリを立ち上げながら作業するといった混沌とした状態。私自身がやり辛さを体感していたんです。生産性向上や業務改革につながるサービスを調べていくなかで、オプロのようなサービスに注目していました。とはいえ、私には知識も経験もありません。「本当にこの選択でいいのかな？」と迷走しながらもオプロに決めたのは、最終的にはフィーリングでした。

まったくギャップはなく、むしろ会社の情報開示など、あまりにも透明性が高いと思いました。ただひとつ、本当に社内に「紙」がないというのに驚きましたね。前職では紙だらけだったので（笑）。前職との差でいえば時間感覚も変わりました。以前は休暇の取得すら状況次第でしたが、現在の業務は１週間、１日、１時間と細かくスケジュールが組まれていくので、計画性が求められます。また、オプロのサービスは仮にクレームが入ったとしても原因究明し、問題を明らかにして解決することができます。多くの仕事にありがちな「なんだかなぁ」というストレスは皆無で、納得感をもって働けるのがいいなと思いました。

BtoBなので相手のことを理解していなければ話にならず、最初はそこに苦労しました。製品の特性上、お客様との対話のなかで請求、契約、見積りといった話が多いのですが、私には、見積りには何が必要でどんな作業が発生するかといった知識がまったくなかったのです。入社当初はインサイドセールス配属で、ヒアリングした内容を営業に伝える担当だったのですが、自分が理解できていないことを伝えようとしても、会話が成り立つはずがないですよね。当時の失敗談を上げればきりがないのですが、それをネガティブに感じさせたり、落ち込んだりさせないのがオプロの社風！ 隣席の先輩社員がフォローしてくれるし、Slackでなんでも質問できるチャンネルがあって、困ったことがあればすぐに誰かが応えてくれました。

私の転職の目的でもありましたが、着実にキャリアを積めること、そのための環境が整っていることです。オプロではいま全社的にコンサルティング体制を強化していて、私もそこにやりがいを感じています。最近では、お客様の中期経営計画を見て「このような課題があるのではないか」と仮説を立てて提案できるようになりました。お客様に「確かにそうですね」と刺さることも増え手応えを感じていますが、それにはやはり、元セールスフォース・ジャパンのマネージャーである上司の存在が大きいです。毎日、上司に相談しフィードバックを受ける機会があるのですが、上司は、私の数段階上の経営者視点でアドバイスしてくださるので勉強になりますし、とにかく思考が柔軟で、いまある“当たり前”を崩し、お客様にクリエイティビティあふれる提案をします。超一流を学びながら、私も早く自分のスタイルを築きたいですね。

就職先を選ぶ条件として興味や安定性も大事ですが、それ以上に、プライベートを含め「自分がどう生きていきたいか」を想像することが大切だと思います。一生１社に留まるとどまる時代ではないですし、この先も、コロナ禍のように予測不能な事は起こるでしょう。その時「私はこれができます！」と言えるような、将来的なキャリアを築ける仕事に就くのがいいと思います。オプロで働く魅力は、仕事の量や幅が大きくさまざまなチャレンジができることと、裁量権を持って仕事ができることです。行動に対して評価してもらえますし、前例のない仕事にも挑戦できる。変化し続けられるのは、ベンチャーならではですよね。オプロは、世の中の不便を改善しよう、お客様と共に未来を築いていこうという志のある会社です。そこにおもしろさを感じてくださる方、ぜひ一緒に、ビジネスを拡大していきましょう。